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3.4 VDL管理エンティティ

 

3.4.1 サービス
VMEに関するサービスは、以下のとおりとする。
a)リンクの提供
b)リンク変化通知

 

3.4.1.1 リンクの提供
VMEは、各同位LMEごとにひとつのLMEを有するものとする。したがって、地上VMEは航空機ごとにひとつのLMEを有し、航空機VMEは地上システムごとにひとっのLMEを有するものとする。LMEは、自局DLEとその同位LMEが関連する相手局DLEとの間のリンクを確立するものとする。地上LMEは、航空機アドレスを比較することによって、機上局がその同位の航空機LMEと関連があるかどうかを決定するものとする。すなわち、同一の航空機アドレスを有する2つの機上局は、同じLMEと関連している。航空機LMEは、同位の地上LMEによって提供される局地上システム・マスクとDSLアドレスとのビットごとの諭理積をとることによって、地上局がその同位の地上LMEと関連があるかどうかを決定するものとする。すなわち、マスクしたDLSアドレスが同Oの2つの地上局は、同じLMEに関連している。
航空機及び地上の各LMEは、その航空機が地上システム内の受け入れ可能な地上局の覆域内にいる間、地上局と航空機との間の信頼性のあるリンクを維持するために、その同位局からのすべての伝送を監視するものとする。

 

注:ある航空機がひとつの地上局からのフレームを受信した場合、単一のLMEがそのフレームを処理し反応するであろう。よって、’’その局位LM互と聞違するある地上局’’という限定肋な記述は含まれないが、含蓄されていると理解すべきである。

 

3.4.1.2 リンク変化通知
VMEは、受信したXIDフレームに含まれる情報を提供して、リンク接続性に関する変化をインタメディエイト・システム/システム管理エンティティ(IS−SME)に対し通知するものとする。

 

3.4.2 ID交換(XlD)パラメータ・フォーマット
本項の細別項目に含まれる表は、以下の形式で示されている。
a)各パラメータ値のビット順序は、下付きの数字で示されるものとする。ビット1は、LSBを示すものとする。

 

 

 

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